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12年間、特にこの4年間の実績等を見ますと、大きな方向付けができて、その中で地の利も良くなってきましたし、これからの4年、8年の動きを見ますと、物事が必ずその間に、できるだけ早くできるような見通しがついたわけです。そこをきちんと押さえながら、地の利が良くなってまいりましたし、県民の馬力といいますか、意気も上がっていると思いますから、これを受けて、自信を持って積極的に仕事を我々も進めたいし、県民の皆さんもそれぞれの分野でこういうことをやっていただけるのではないかという期待を持っています。 特に地方創生ということですが、この言葉はともかく、やはり自治体同士の切磋琢磨といいますか、競争の時代ですので、スピードと突破力を持ってやらないといけないと思います。ゆっくりしていますと競争に劣後しますので、スピードを持って早く物事をやりたいと思います。マニフェストでは、例えば大河ドラマの誘致や国体の優勝、あるいは県民衛星の製造プロジェクトなど、行政だけでは成功しない事例がたくさん掲げてありますので、民間の皆さんとかいろんな団体とよく議論をし、いろんな力を総合化してやるプロジェクトが多いと思います。そういうことを進めてまいりたいと思います。 また一方で、選挙中、多くの有権者の方と接していますと、身近ないろんな話題が多いのです。あそこの道路がどうだとか、トンネルができるといいとか、戸口トンネルができて本当にうれしいとか良かったとか、あるいは常神半島はこうだったとか身近な話も多い。また、県庁の職員からよく話を聞いてもらって、良いんだと、そういう身近なお話もありますので、いろいろでっかい話をこうやるものと、身近な皆さんの気持ちを集めて仕事を進めるということが大事かなと、ちょっと矛盾する話なのですが、そういう印象を持っています。いずれにしても、大きなテーマは、マニフェストにも書いてありますが、「住むひと・来るひとの人生を楽しく豊かに」というテーマで挑戦したいと思います。   【記者】 昨日も当選を確実にされた後の共同インタビューでも仰っていましたし、今日も仰っていましたけれども、セールスマンというような表現を使われて、福井県をこれから売り込むという次の期にしたいということですが、具体的にどういう姿を思い描いているかビジョンはありますか。   【知事】 これまで売込みをいろいろやってはおり、観光営業部などは全国にない部ですが、やはりいろんな新幹線問題、あるいは高速交通体系、原子力の陳情・要請をしたり、あるいは様々なリスクやアクシデントなどいろんな事柄の調整にかなり力を取られていたわけですが、ようやくそういうものについて、目処がほぼ立ちつつあります。全然それが残っていないというわけではなく、まだありますけれども、より新しい売込みといいますか、営業の分野に力が注げると思います。一方、実力も付けて来たかと思いますから、私が再度先頭に立って、いろんなトップの人、あるいは国際的にもいろんな情報を取って福井県を売り込んでいく。また、いろんな知名度も上げたいと思います。例えば、今、恐竜が非常に人気がありますから、恐竜グッズを持って「福井です」と言うとか、五箇条の御誓文はこれくらいの大きさですが、越前和紙でこうやって、日本の今の政治の基本を作ったのが福井県なのだとか、そういういろんな工夫をして売り込んでいくというのが面白いのかななんて、昨日夜、ふと思っておりました。一例です。   【記者】 今後の4年間で重点的に取り組みたいという政策はありますか。   【知事】 マニフェストに書いてあるものが主な項目で、それ以外にもないわけではありませんが、今回、産業も極めて大事ですが、福祉や教育、社会問題を最初のテーマにしておりますので、人口減少対策、これはそういう言葉の中に、実際は結婚や子育て、教育、あるいは福祉、こういうものは全て入っていますから、そこをまず第一にしながら、次に産業、こういうものを進めていくという順番になるのかなと思っています。これから政策的な議論をして、6月補正予算でこれに肉付けをしなければならないだろうと思います。 私はマニフェストができたときからそれをやっていますから。マニフェストができたときというのは最初から。具体的に書いてありますので、それをまずは実行していくという、そういうのが、課題といいますか、私の使命かなと思います。   【記者】 知事選の投票率が50%を切り、過去最低ということですが、その受け止めと要因をどう考えますか。   【知事】 全国の知事選挙がありましたが、県議選と大体セットになっているわけです。福井県は、有権者の3割ぐらいが無投票の状態だと思いますから、全国の10県の知事選挙の中で最も高い方かなと推察しますけれども、どうしてもエネルギーがちょっと下がるというところはあると思います。これはマニフェストにも18歳有権者についてしっかり教育、選挙に関心を持つとかいろんな社会教育とかそういうものを充実しないといけないという思いもありますし、選挙中、お訴えしましたけれど、福井弁の皆さんの仰っている言葉で「頑張っての」とか「頑張ってちょうだい」とか、奥さんたちがいろいろ仰いますけれども、「選挙はともかく、体を大事にしてやってよ。次の4年間やでね」と、そういうなんとなく「任せるからやってね」という、そういう気持ちの依頼というのもかなり多くて、これが投票しなくてもちゃんと応援するからなという意味なのか、投票に行くからちゃんとやってくれなのかというところがありまして、「ちゃんと投票してよ」とは申し上げましたが、そういういろんな環境の中でのことなのかなと思います。   【記者】 昨日、選挙事務所で万歳をした後、テレビ局に行かれたり新聞社を回られたりしたと思うのですけれども、何時ぐらいに家に帰られて、今日は何時に起きて、何を食べたか教えてください。   【知事】 11時ちょっと前に着いて、その後すぐお風呂に入って就寝したと思います。朝は、6時45分ぐらいに起きたような感じがしました。   【記者】 6時45分に起きて、それから何をしましたか。   【知事】 新聞は見ましたが、今日、記者会見をしないといけないものですから、何をしようかなと思いながら食事をしました。あと、布団を上げて、天気が良いのかなと思って布団を干したけれども、あんまり天気が良くないね。   【記者】 朝ごはんのメニューは何ですか。   【知事】 朝ごはんですか。ちょっとメインのテーマかどうか分かりませんが、まずご飯、それに一升瓶に入っているワカメをかけて、卵焼きにブロッコリー、今ちょうど畑で伸びて花が咲く直前のブロッコリーの茹でたもの、あとエノキと麩が入っている味噌汁、それだけでしょうか。そしてデコポンを食べたということです。晩柑です。万感相迫るという感じです。   【記者】 選挙期間中よりゆっくりご飯は食べられましたか。   【知事】 そうですね。選挙期間中はやはり時間を争いますので。お昼は大体お弁当ですから、ちょっとワンパターンになりますね。   【記者】 今日の昼は何を食べるのですか。   【知事】 今日は下の食堂のメニューだと思いますけれど。   【記者】 では今日は温かいものが食べられますね。   【知事】 温かいのがいいですね。冷たいのがあまり好きではありませんから。   【記者】 17日間留守にしていたので、とさっき仰っていますけれど、仕事がたくさん溜まっているのですか。   【知事】 17日間選挙活動として、県民にお訴えはするけれども、行政はその間、できませんので。敦賀気比高校の県栄誉賞はお受け願いましたが、あとは行政としての仕事は滞るのではないでしょうか、その間は。ただ、それ以上に県民の皆さんに政策を訴えるというのが選挙だと思います。   【記者】 そういう意味では17日間、選挙活動もあるのですが、政策を訴えたり県民と触れ合って充実した時間だったと。   【知事】 そうですね。津々浦々、里山里海湖、あらゆるところにいろんな方がいろんな思いをして、いろんな生活をしておられる。天気によっても違いますし、場所によっても違います。実に様々であると、そういうことですね。先ほどご挨拶もしましたが、子どもたちが非常に元気だということ、親御さんたちもその子どもたちの元気を誇りに思うというような雰囲気が出て来ているように、私の思い過ごしかもしれませんが、こんなことを思っていますので、これからの人口減少問題とか少子高齢化は上手くやれば、必ず上手く行くのかなという感じを、ちょっと抱いているのです。悲観的にならずに。   【記者】 投票日の前日に、安倍総理が福井に来て、知事も商工会議所の玄関あたりでお迎えされてお話をしていたと思うのですが、良いお話はできたのでしょうか。   【知事】 いや、また改めて。ああいう御用で日程もきついでしょうから、主に地方創生のことと新幹線の現場ということでしょうから、お礼を申し上げて、また後刻、東京で直接、より詳しくいろんなお話をする機会が持てるのかなと思っています。まだ予定はしていませんが。   【記者】 約束をしたとか、そういうわけではないのですか。   【知事】 そこまではしていませんが、そういうタイプの場であったかなと思っております。   【記者】 昨日の事務所での当選会見のときに、原発についても総理にメッセージを発してほしいとか、新幹線の話をするときも総理が来て、と「総理」ということを多用されたという印象を受けたのですが、それは、会ったことと何か関係があるのでしょうか。   【知事】 いや、それはちょうどお見えになったということで、直接影響があるものではありません。関係がないというのは変な言い方かな。関係はあるけれども、それによって何かが触発されたわけではありません。   【記者】 先ほど、「自治体同士の競争の時代がやってくる、スピードと突破力を持って」と仰いましたが、具体的に県政においての突破力というのはどういうことを思って仰っておられるのか、改めて確認したい。   【知事】 これは、かなり様々な分野があると思いますが、今回、マニフェストで、国体の総合優勝や恐竜博物館、観光地の100万人突破、大河ドラマの実現、幸福度日本一、年縞を世界発信するとか、県民衛星の製造プロジェクトとか、みんな一筋縄ではいかないですね。県庁だけで予算を付けてできたというタイプでないですから、余程エネルギーを皆さんと集めて、壁を打ち破るといいますか、シンボリックな事業ですから、これはどの程度成功するかというのはあるのですが、それをやる中でいろんなこれまでできなかったことができるのではないかと思うのです。そういうような趣旨で書かせていただきました。もちろん、高校野球ですと敦賀気比高校は突破してくれた。自らの力で。そういうことでしょう。これも長年の積み重ねでようやく殻を破ったというか、これまで日本海側の地域でなかったことですので、まさに偉業でしょう。突破ですね。彼らに見習わないといけないと思います。   【記者】 高い目標を掲げて、そういう障害となるようなものを突破していくという…。   【知事】 できない、難しいかなと思っているようではいけないわけで、100%できないかもしれないけれども、殻を破るということかと思うのです。県庁でも、誰かの考え、指示を待っているとかそういうことではなくて、それぞれ現場の若い人たちもそれぞれのレベルで突破していくということ。管理職もそれを進めるといいますか、仕事を丸くしないということでしょうね、そんなふうに思います。   【記者】 先日、総理とお話しされたときに、原発関係の話はされましたか。   【知事】 いや、いたしておりません。   【記者】 原子力政策について、特に再稼働ですと高浜原子力発電所の再稼働で地元自治体としての判断を求められるところでしょうし、廃炉といいますと、これから数十年に及ぶ廃炉作業をどのように進めていくか、地域の振興にどのように結びつけていくかということが、今後行政の判断が様々求められることと思うのですが、選挙戦を通じて有権者の方々の意見を聞いてお考えが変わった部分とか、改めてどのように原子力政策を進めていきたいとお考えでしょうか。   【知事】 前回の3回目の知事選挙では、直前に福島事故がありましたので、県内のいろんなところで「知事にお任せするけれども、福島のようなことがないように」ということを強く言われる方が、特に女性の方が多かったですね。今回は、4年余りが経過し、大飯発電所における福井県のいろんな特別の監視体制の下で特別の福井独自の基準を作って、国にしっかりした発言を求めてやったとか、そういうことも考えられて、そういう話はほとんどお聞きしませんでした。 ただ、私としては、高浜町やおおい町の個人演説会では、より詳しくものの考え方を申し上げたところであり、事柄がかなり複雑で難しい部分がありますので、あまり簡単に申し上げてもいけない部分もあるのですね。ですから、かねがねいろんな機会に広報したり、一般的な政府の責任とか原子力発電の必要性とか重要性をクリアに仰っていただくことが、何よりもこの問題の国民の安心につながると私は思っております。 いずれにしても、皆さんもよく原子力の再稼働についてはこういう手続きがあって、我々がこんな考え方で臨んで、というのはご存じだと思いますが、夏ごろのエネルギーのベストミックスの際にそれはよりクリアになってくるでしょうから、どんな割合でどうする、そこで先ほどの政府とか、あるいは責任ある発言とか、いろんなものを明らかにできるのかなと思います。それ以前にもいろんなことがあるかもしれませんが。   【記者】 今、地元の同意手続きが進んでいる中で、国のベストミックスを待って知事としても判断、政府の対応を見て知事として判断したいということでよろしいのでしょうか。   【知事】 それはそれとして、これは原子力発電の位置付けですね。原子力発電のエネルギーの位置付け、ウエートとか役割の分野ですし、高浜の安全については、設置許可あるいは工事実施計画、それからその運用の許可、それを一つひとつを判断するというのが、安全の我々がなすべき課題です。一方で、さらにそれ以外にもう1つありまして、関西電力の危機管理です。これはハード面ももちろんありますが、ソフト面について議論をしており、東京電力のような問題が起こらないということですから、リスク管理、管理職はどうする、いざというときに誰がやるという、吉田調書にいろんなことが表れていますけれども、ああいう問題を大丈夫だというふうにするということだと思います。しかし、全体としてあらゆる手段を尽くしながら、結局、政府において、我々が事故が起こらないように責任をとるのだという、それが一番の大きなポイントかなと思います。   【記者】 確認なのですが、政府のエネルギーミックスの数字が出るのと、高浜の再稼働に関する知事のご判断というのは、直接はリンクしない、それとも…。   【知事】 大体並行して進むのではないかと思います。事柄が互いに、これがないとこれだという前後関係はないと思います。並行しておそらく進むだろうと思います。必要だから動かす。動かしたいから動かすわけではありませんし。 相手候補も、文書だけ見ますと原発をどうする、これに頼っているのだとか、そのようなことを書いてありますが、原発に頼るというのではなく、原子力発電所を、安全管理をしっかりしながら活用するということが大事です、今の段階。現状では、原子力エネルギーはゼロだとかそういうことは日本では今のところは成り立たないわけですから、そういうことの中でこの問題を進めるということでしょう。原子力には背中を向けてもしようがなくて、リスクはいろいろあるけれども、それをいかに克服して研究をしたり活用するという姿勢を基本にしながらこの問題を解決しないと、日本のエネルギーの将来もないでしょうし、将来どういう方向になるかはありますけれども、世界的にもこの福井県としての立場といいますか、これまでの実績、これがないということなのだと思うのです。   【記者】 高浜に関して、5つぐらい前提となる条件を政府に対して出されていますが、その条件をある程度クリアすれば、活用していくべきだというお考えでしょうか。   【知事】 現状の中で日本としてはそういう方向だろうと、そういうことでベストミックスもおそらく決まってくるだろうと思いますね。そういうものをいろいろ総合判断して、結局、福井県としてそれを含めて判断せざるを得ないわけですから、私自身もそうせざるを得ないし、そういう立場にありますので、それを責任を持って高浜についても行うということだと思います。ただ、今、まだその判断の条件は十分整っていないという状況です。   【記者】 先ほどのスピード感を持って物事をやっていかなければいけないという中の1つに、福井先行開業も含むのかなと思うのですが、改めて、新幹線の福井先行開業に対する県のスタンス、知事のお考えをお聞かせください。   【知事】 これまで新幹線がもっと早くできないかと、いろんなチャンスはあったのですが、残念なことに政治情勢とかいろんなことがあってその機を逃したことが1、2回あるわけです。しかし、幸いにしてようやく3年以上前に、敦賀まで11年あるいは12年という期間でやろうということだったわけですが、これでは金沢、あるいは富山との差が開く一方だろうということで、何とかして期間を短縮したいということで、3年短縮ですね。これから8年後の開業については、県庁は事業主体ではないですし、どこの県もそんなことはこれまで新幹線整備でやったことがありませんが、県庁が何とかこのことを短縮できないかと自分でいろいろ知恵を出して、3年だったら財源的にもこういうアイデアがあるだろうし、工事工程的にも大体少なくとも3年は大丈夫だろうという提案をして、これがようやく認められたわけです、政府において。 さらなる短縮については、地元の国会議員の方も自分たちも何かやるべきだろうという強い思いを持っておられるわけですから、それは非常にありがたいことで、これを我々はしっかり後押しをして、一緒に考えて、いろんな工程や用地買収などを、これは石川県も関係しますけれども、進めていこうということなのです。ですから、一昨日、総理大臣が現場に見えていただいたのは感謝しなければなりませんし、また一方で、総理もいろんな技術的な課題があるだろうというお話も認識しておられるわけですから、こういうものをいかにみんなでクリアして、どこまで新幹線の工期がさらに短縮できるかというのを、夏ごろまでだと思いますけれども進めていくということかと思っています。ですから、ぜひ国会議員の皆さんに頑張っていただき、我々が一緒になって後押しをすると。できるだけ早くなるように期待したいということであります。   【記者】 新幹線のルート問題について、先般、知事の個人演説会のときに、兵庫県の井戸知事がお見えになって、米原ルートではだめだと、大阪、京都につなげないといけない、その上で福井県と連携していきたいというようなお話がありましたが、ルート問題への取組み、井戸知事の仰った兵庫県などとの連携についてどのようにお考えでしょうか。   【知事】 ルート問題についてはもちろん関西との連携もありますし、これも急がないといけないわけです。特に札幌開業があと16年後ぐらいということでしょう。つまり敦賀開業のさらにプラス8年の中で札幌開業の予定ですから、そのころまでにはいずれにしても大阪までルートが既に決定し、完成するぐらいのパワーでないと困るわけですから、早くこれも決めなければならないだろうと思います。 そして、リニア問題についていろんな方向が大体出ていて、京都や大阪もむしろ北陸新幹線への期待といいますか方向性を意識しておられるような動きが、関経連とか関西経済同友会から出ていますから、そして自治体、兵庫県は直接ではないのですけれども関西広域連合の立場でありますので、京都、大阪と連携して、むしろ向こうの方からどんどん動きを出していただくように我々も働きかけていくということになる、こういう機運が出てきているのではないかと思うのですね。 井戸さんはご自身の考えをご自身で述べられたのだと思います。こちらがどうしろと言ったわけではなくて、彼がこちらへ来てこう思うということを仰ったのかなと思います。   【記者】 仮定の話で申し訳ないのですが、高浜原発運転差し止めの仮処分の司法判断が、明日出るのですが、それと一般的な最終の同意とかは別の話として、その都度の判断ですとか検討とかは、特にそういう判断が出てもあまり関係ないものなのでしょうか。   【知事】 出てからの話ですね。何を仰るのか分からないし。どういうことが出るのかね。明日また明らかにさせてもらいます。   【記者】 では、明日お願いします。   【知事】 ええ、明日。何らかの方法で。皆さんのお仕事に差し支えないようにしたいと思います。   【記者】 先月、敦賀1号、美浜1・2号が廃炉になり、県の原子力行政の中でも転換期のようなところを迎えているという印象を受けるのですが、立地地域の経済に大きな影響があると思うのですけれども、国に法的措置を求めること以外に、例えば新産業の育成ですとか、廃炉ビジネスを進めていくとか、知事ご自身として立地地域の振興の将来的な青写真というのをどういうふうに描いているのか教えていただけますか。   【知事】 これは福島の事故の前から考えていたことですが、単に原発を動かして発電をし、交付金を獲得してどうだというようなことではなくて、地域が本当に発展しないといけないわけです。そういう中でああした事故が起き、また廃炉の問題が時間的に来ているわけですが、前々から拠点化計画をベースにこれをどんどん進めるべきだと私は思っております。これを充実させる。特にこれは関東でいいますと東海地域との一種役割分担とか競争関係もあるのですが、これを進めたいと思うのです。 かつ、廃炉については立法措置とかいろんなこともありますし、地元雇用もありますが、特に若狭湾地域については交通条件も良くなっておりますし、農業、それから水産業を充実するポテンシャルがある場所だと思います。既に美浜では定置網なども数年来つくっております。それによってこのお正月には一挙に2億円近い水揚げがあったとか、また、三国沖でトラウトサーモンの25メーター半径の生簀の実験もしていますので、こういうものが成功すれば若狭湾にこれを持ってくる。 それから、福井県全体の水産業の加工あるいは貯蔵施設を敦賀港の松栄地区に置いて、そこを拠点に、たくさん獲れたときには冷凍、あるいは加工する。福井県全体の窓口になる。ですから、水産業の振興。一方でおおい町や高浜町、小浜市もそうですが、農業。ハウスによるトマトなど、いろんな大規模なものが高浜でも進められているわけです。それから敦賀市、さらには美浜町で産業団地を追加的に今10haずつやっている。さらには敦賀市で、今、LNGの基地あるいは発電、パイプラインという議論を進めているということで、エネルギーの多元化、それから新しい地域にある農林水産業のポテンシャルを上げること、そして観光ですね。若狭湾の観光を進めていくということがあると思います。そして、今の拠点化計画をやっていくということです。 そうなりますと、例の原子力の中間貯蔵ですね。中間貯蔵施設をどうするかと、そういう議論にまた関係があるわけです。中間貯蔵をやるだけでは、人の作業がそんなにあるわけでもないでしょうし、産業化がどれぐらいできるかというのは厳しいわけですので、やはり日本列島の若狭湾のああいうところに最終中間貯蔵がいつまでもあるというような場所でないと思いますので、これは更地化をして然るべきところ、消費地を中心にそういうものを分担してほしいと申し上げているところなのです。 さらにリプレースとかいろんな課題も、エネルギーミックス2割とかいろんな議論が今出ておりますけれども、そういう中で置き換えをどうしていくかということですが、これは大いに検討、議論をしていくと、そういう議論かと思います。新しい原子炉、研究炉、どんなことが可能なのか、あるいは可能でないのかとか、そういうことかと思うのです。   【記者】 拠点化計画を充実させたいというお話でしたけれども、福島事故のずっと前から取り組んでこられて、結構、長い年月が経っていると思いますが、例えば地元の企業にそういったエネルギー関連の経験で生きた技術が根付いたり、これまでの手応えというのはどういうふうに捉えていらっしゃいますか。   【知事】 いろんなものを誘致して、日本電産、アイケープラスト、あるいは巴川などいろんな企業がありますが、そういう誘致企業あるいはIT関係の企業などはありますが、地元の企業との連携がまだまだ不十分で、元々そんなに嶺北みたいにたくさんの中小企業のものづくり、繊維、あるいは眼鏡の伝統があるわけではありませんので厳しいわけです。もちろん若狭の今あるいろんな食品産業などとの連携などはあるでしょうし、かつ嶺北の企業が拠点化計画に参加するというのは何の問題もないわけですから、そういうふうに考えて、これは継続的に進めていくということです。   【記者】 リプレースのことも研究されるというお話ですが、基本的にエネルギーミックスが出てからの話だとは思うのですが、美浜町や敦賀市はやはり原子力産業があまりにも大きくて、リプレースを求める声というのが非常に強いのですが、知事として、エネルギーミックスが出た後、以前15基体制の堅持とかいうのもマニフェストに載せられていた時期もありますけれども、原子力の規模をどうしていくのかとかいうのを、この4年間できっちり方向性を出していくことになるのでしょうか。   【知事】 できるだけ県民の皆さんの安全とか安心の気持ちがしっかり落ち着くようにしたいとは思うのですが、なおなお、ミックスが決まった段階でこれをどう具体化するかというのは、また1つ次の段階の議論になります。「もんじゅ」もありますし。「もんじゅ」のいろんな研究などもどう進めるか。リプレースといっても、それがどういう原子力、新しい型のものなのか、あるいは研究炉なのかとかいろんなことがあると思います。どこでそんな議論をするのかなどですね。   【記者】 基本的に知事は安全炉への転換というのは以前から仰っているのですが。   【知事】 ええ。これはエネルギーミックスを長期的に考えるときに、その割合をもし確保するとしたらそういう議論が想定されるわけですから、どういう考え方があり得るのか。これは我々が何か物をつくるわけではありませんので、国なり電力事業者がどう考えるかという話に関わるわけです。   【記者】 中間貯蔵施設の話で、話のつながりがよく分からなかったのですが。   【知事】 これは、中間貯蔵がいつまでも方向がなく、そこであるというようなことでは、若狭湾の新しい産業の将来をどう打ち出していくかというときにいろいろ問題が生じると思いますから、そのことを言っているわけです。   【記者】 だから、やはり県外にという。   【知事】 そうです。   【記者】 美浜の廃炉について、先日、新聞で福井県と協議して乾式貯蔵するというのを書いていた記事が載ったことがあったのですが、ああいうことはやはり聞いていないと…。   【知事】 そういうことはないのではないですか。そういう事実があるとは聞いておりませんが。   【記者】 「福井県と調整に入る」と書いてあったので。   【知事】 そういうことは聞いておりません。関西電力もあるなんて言っていないのでしょう。   【記者】 関西電力は否定しています。   【知事】 では、そういうことではないでしょうか。   【記者】 先日、経済界から、使用済み燃料の貯蔵の保守などによって収益を上げる貯蔵ビジネスの声が一部で上がりましたが、そういったビジネス化についてはどのようなお考えを持っているのでしょうか。   【知事】 廃炉のビジネスというのはあるのだと思いますが、貯蔵のビジネスというのがあるのかどうかは、寡聞にして知らずというところもあります。ちょっと難しいのではないでしょうか。そういうことがあるのかもしれませんが、普通は考えにくいですが。あんまり人材がそこに集中されるような分野ではないように思いますから。管理をするというか、監視をするというのがメインでしょうから。産業というものとはあまりつながらないとは思います。ただ、全く新しい雰囲気のものができるのだったら産業になるのかもしれません。今の段階ではあんまり私自身としては、想定はそんなにできません。   【記者】 川田福井商工会議所会頭は、この点は非常に強く貯蔵ビジネスになるのだということを会見で主張して、知事とは方向論というか議論になるようなことを言っていましたが。   【知事】 川田さんに詳しくお聞きになられたらどうですか。ビジネスになるものなのかどうか。   【知事】 ありがとうございました。またこれからの4年間よろしくお願いします。 ――了―― アンケート ウェブサイトの品質向上のため、このページのご感想をお聞かせください。 分かりやすかった 探しにくかった 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