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(公開データを活用した福島原発事故後の東日本における野生きのこの放射性セシウム汚染特性の広域解析) 著者  :小松雅史1・仁科一哉2・橋本昌司1,3(1森林総合研究所、2国立環境研究所、3東京大学大学院農学生命科学研究科) 掲載誌 :Environmental Pollution、doi: 10.1016/j.envpol.2019.113236 (オンライン2019年9月)、255巻2号(冊子2019年12月) 研究費 :文部科学省科学研究費補助金「16H04945」など 共同研究機関 森林総合研究所、国立環境研究所、東京大学大学院農学生命科学研究科 用語解説 セシウム吸収度(単位は㎡/kg):    野生きのこの放射性セシウム濃度(単位はBq/kg生重量)を航空機モニタリングで観測した樹木など地上物を含めた単位面積あたりの総放射性セシウム放射能量(沈着量とも呼ばれる、単位はBq/㎡)で割った値です。野生きのこの放射性セシウム濃度は発生地点の汚染程度に合わせて増減することから、総放射能量に対する割合とすることで、放射性セシウムの吸収しやすさを示す指標となります。本研究ではモデルによって採取市町村ごとのばらつきを平均化し、種ごとのセシウム吸収度を求めました(表)。面移行係数(2017年12月21日プレスリリース注1参照)とよく似た指標ですが、面移行係数は土壌の放射性セシウム沈着量を分母としている点で異なります。面移行係数を得るためには、土壌を採取する必要がありますが、セシウム吸収度はきのこの放射性セシウム濃度と位置情報がわかれば求まるため、広域の多点データの空間解析に活用できるメリットがあります。 参考:2017年12月21日プレスリリース https://www.ffpri.affrc.go.jp/press/2017/20171221/index.html【外部サイトに接続します】 お問い合わせ先 研究推進責任者:森林総合研究所 研究ディレクター 大丸裕武 研究担当者  :森林総合研究所 きのこ・森林微生物研究領域 きのこ研究室、 震災復興・放射性物質研究拠点 併任 主任研究員 小松雅史 国立環境研究所 地域環境研究センター 土壌環境研究室 福島支部 環境影響評価研究室 併任 主任研究員 仁科一哉 森林総合研究所 立地環境研究領域 土壌資源研究室 主任研究員 東京大学大学院農学生命科学研究科(クロスアポイントメント) アイソトープ農学教育研究施設 森林科学専攻(兼担)准教授 橋本昌司 広報担当者  :森林総合研究所 広報普及科広報係  Tel:029-829-8372 E-mail:[email protected] 国立研究開発法人国立環境研究所 企画部広報室  Tel:029-850-2308 E-mail:[email protected] 東京大学大学院農学生命科学研究科・農学部 農学系事務部 総務課総務チーム 総務・広報情報担当  Tel:03-5841-8179 E-mail:[email protected] 図、表、写真等 図.野生キノコの137Cs濃度推定値(横軸)と実測値(縦軸)の比較。青丸の「検出限界以下」とは、試料の濃度が測定器の検出可能範囲よりも低濃度であったことを意味する。実測値には測定器の検出限界値を示している。斜めの実線上に点がある場合、実測値と推定値が同じであることを意味する。また、黄色い帯に含まれる点は推定値と実測値の濃度比が10倍の範囲にあることを意味する。 表.セシウム吸収度の種による違い。同じ環境セシウム濃度を想定した場合には、セシウム吸収度が低い種の方が高い種よりも放射性セシウムの吸収が少ない。 広報活動 研究所紹介動画/パンフレット 報道発表 イベント情報 見学について 国立環境研究所一般公開 国立環境研究所公開シンポジウム 刊行物一覧 Webマガジン「国環研View」 環境問題をわかりやすく 小・中・高校生の方へ メールマガジン SNS一覧 新着情報 2024年度 2023年度 2022年度 2021年度 2020年度 2019年度 2018年度 2017年度 2016年度 2015年度 2014年度 2013年度 2012年度 2011年度 2010年度 2009年度 2008年度 2007年度 2006年度 2005年度 2004年度 2003年度 2002年度 2001年度 関連新着情報 2023年5月15日福島全域における森林林床の有機物層137Cs濃度の時空間分布変化を数値モデルにより予測 —原発事故からの10年とこれからの10年—(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ、環境記者会同時配付) 2022年7月14日水生昆虫への放射性セシウム粒子の移行を解明 —体組織への吸収は確認されず—(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ、環境記者会、郡山記者クラブ、エネルギー記者会、文部科学記者会・科学記者会、原子力規制庁記者会(仮称)、いわき記者クラブ、いわき記者会、農政クラブ、農林記者会、農業技術クラブ、東北6県県政記者会同時配付) 2021年8月24日日本の2000年から2015年の窒素収支を解明 -持続可能な窒素利用の実現に向け基礎情報を提供- (農政クラブ、農林記者会、農業技術クラブ、筑波研究学園都市記者会、北海道教育庁記者クラブ、文部科学省記者クラブ、科学記者会、環境省記者クラブ、環境記者会、京都大学記者クラブ、大阪科学・大学記者クラブ同時配付) 2021年8月24日福島原発事故から10年、森林-河川生態系を移動する 放射性セシウムの動きを紐解く(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ、環境記者会、福島県政記者クラブ、郡山記者クラブ、文部科学記者会、科学記者会、府中市政記者クラブ同時配付) 2020年12月18日森林内の放射性セシウム動態の全容解明にむけて ~森林に関するデータを整備し、その全体像を国際原子力機関から公表~(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ、環境記者会、文部科学記者会、科学記者会、大学記者会、東京大学新聞、日経BP同時配布) 2020年11月24日湖水と魚類の放射性セシウム濃度は季節変動しながらゆっくり減少—底層の溶存酸素濃度の低下による底泥からの放射性セシウムの溶出を示唆—(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ、環境記者会、福島県政記者クラブ、郡山記者クラブ同時配布) 2020年11月19日スギ材に取り込まれた放射性セシウムは どこからきたのか?(福島県県政記者クラブ、郡山記者クラブ、林政記者クラブ、農林記者会、農政クラブ、筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ、環境記者会同時配布) 2020年3月4日放射性セシウムが魚に蓄積しやすくなる要因は 湖と川で大きく異なることが判明(福島県政記者クラブ、郡山記者クラブ、筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ、環境記者会同時配付) 2020年2月6日最新のデータとモデルから 森林内の放射性セシウムの動きを将来予測 -森林の中での動きが平衡状態に近づいている-(林政記者クラブ、農林記者会、農政クラブ、筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ、環境記者会、福島県政クラブ同時配付) 2019年9月30日河川水中に溶けている放射性セシウムの濃度はどのようなところで高いのか ~新しい環境モニタリングのあり方の提案に向けて~(福島県政記者クラブ、筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ、環境記者会同時配付) 2016年1月28日「内湾生態系における放射性核種の挙動と影響評価に関する研究」国立環境研究所研究プロジェクト報告 第111号の刊行について(お知らせ) (筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ同時配付) 2015年3月20日高校生も楽しめる資源循環・廃棄物研究情報誌 オンラインマガジン環環2015年3月号 循環・廃棄物のけんきゅう:「コンクリートの放射性セシウムによる汚染と除染」 けんきゅうの現場から:「放射能汚染廃棄物の洗浄・水処理技術の開発」、「迷惑施設問題を考える」が公開されました。 2014年6月19日飛灰洗浄に関する技術資料(施設性能・設計に係る指針)(平成26年6月版)の修正について 2014年6月13日「災害環境研究への取り組み」を更新しました(「飛灰洗浄技術に関する技術資料(施設性能・設計に係る指針)」を掲載) 2014年5月26日高校生も楽しめる資源循環・廃棄物研究情報誌オンラインマガジン環環2014年5月号「汚染廃棄物焼却過程における放射性セシウムの化学形態を推定するために」、「ごみの元素組成」、「資源循環・廃棄物研究センター 2014年 春の一般公開」が公開されました。 2014年4月24日「放射性物質の挙動からみた適正な廃棄物処理処分 (技術資料:第四版)改訂版」が公開されました 2014年4月14日「災害環境研究への取り組み」を更新しました(「放射性物質の挙動からみた適正な廃棄物処理処分(技術資料:第四版)改訂版」を掲載) 2014年3月28日「災害環境研究への取り組み」を更新しました(「放射性物質の挙動からみた適正な廃棄物処理処分(技術資料:第四版)」を掲載) 2013年10月23日オンラインマガジン環環の10月号が公開されました 2013年4月22日オンラインマガジン環環の4月号が公開されました 2013年3月4日東京電力福島第一原子力発電所から放出された放射性セシウム沈着量を大気シミュレーションにより再現することに成功(お知らせ)(環境省記者クラブ、筑波研究学園都市  記者会同時発表) 2013年1月21日オンラインマガジン環環の1月号が公開されました 2012年12月28日オンラインマガジン環環の12月号が公開されました 2011年8月25日東京電力福島第一原子力発電所から放出された放射性物質の大気中での挙動に関するシミュレーションの結果について(お知らせ)(環境省記者クラブ、筑波研究学園都市 記者会同時発表) 全てを見る 閉じる 関連記事 2021年6月30日災害環境研究と地域協働の拠点としての 新たなスタート【福島地域協働研究拠点の紹介】 2021年3月30日地域とともに取り組む災害復興研究Interview研究者に聞く 2021年2月26日震災・原発事故後の福島県沿岸における 魚介類群集の変遷特集 生態影響の包括的・効率的な評価体系の構築を目指して 【研究ノート】 2019年6月28日河川流域環境における放射性セシウム動態研究のこれから特集 河川流域における放射性セシウムの今後を予測する 2019年6月28日森林・河川・ダム湖における生物に取り込まれやすい放射性セシウムの動き特集 河川流域における放射性セシウムの今後を予測する 【研究プログラムの紹介:「災害環境研究プログラム」から】 2019年6月28日森林生態系における放射性セシウム分布の将来予測特集 河川流域における放射性セシウムの今後を予測する 【研究ノート】 2019年6月28日淡水魚における放射性セシウムの半減期特集 河川流域における放射性セシウムの今後を予測する 【環境問題基礎知識】 2018年6月29日生活環境中の原発事故由来の放射性セシウムの調査特集 福島で進めている社会協働型研究 【研究ノート】 2015年9月30日放射性物質・放射能・放射線、放射性セシウムについてコラム2 2015年9月30日放射性物質によって汚染された廃棄物の問題コラム3 2015年6月30日国立環境研究所で進める災害環境研究の現状とこれから特集 災害環境研究-被災地の環境回復と創生に向けて- 2015年6月30日ダム湖における放射性セシウムの挙動特集 災害環境研究-被災地の環境回復と創生に向けて- 【環境回復研究プログラム(PG1)-環境汚染研究の紹介】 2015年6月30日焼却過程における放射性セシウムの挙動把握と化学形態の推定特集 災害環境研究-被災地の環境回復と創生に向けて- 【環境回復研究プログラム(PG1)-汚染廃棄物研究の紹介】 2013年4月30日人間活動に伴う放射性セシウムの処理処分システムへの移行と廃棄物への蓄積特集 震災放射線研究 【放射性物質・災害環境研究の紹介】 2013年4月30日放射性セシウムは森林域にどのように沈着し、どのように動いているのか特集 震災放射線研究 【放射性物質・災害環境研究の紹介】 全てを見る 閉じる 関連研究報告書 2016年1月28日内湾生態系における放射性核種の挙動と影響評価に関する研究(分野横断型提案研究) 平成24~26年度国立環境研究所研究プロジェクト報告 SR-111-2015 関連研究者 仁科 一哉 国環研について 研究所概要 組織紹介 研究者紹介 研究所基本文書 研究所マップ 所外実験施設 調達・契約 採用案内 研究所の環境配慮 政策貢献 環境情報メディア「環境展望台」 情報公開 個人情報保護 情報セキュリティ対策 遺伝資源へのアクセスと利益配分(ABS)への対応 研究倫理 研究紹介 研究分野 戦略的研究プログラム 国の計画に基づき中長期計画期間を超えて実施する事業 研究成果 データベース/ツール 研究プロジェクト等のページ 研究計画・研究評価 外部連携 受託業務 委託業務 共同研究 地環研等との共同研究 全国環境研究所交流シンポジウム 環境研究機関連絡会 知的所有権(特許等) 研究シーズ集 国環研ベンチャー 研究試料の有償分譲 国際連携・国際活動 連携大学院 社会との対話・協働 寄附金 広報活動 研究所紹介パンフレット/動画 報道発表 イベント情報 見学について 国立環境研究所一般公開 国立環境研究所公開シンポジウム 刊行物一覧 Webマガジン「国環研View」 環境問題をわかりやすく 小・中・高校生の方へ メールマガジン SNS一覧 このホームページについて ソーシャルメディアポリシー プライバシーポリシー 関連リンク © 2022 National Institute for Environmental Studies -->

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